認定特定非営利活動法人
   Rosy-Bell 〜ロージーベル〜         

ロージーベル代表 大沼えり子からのメッセージ                                      

少年の心の家「RosyBell」創設にあたって

はじめまして、DJ.Rosy こと、大沼えり子です。
嬉しいことに、この度、私の夢であった少年の家の設立に向けて、素晴らしく力強いスタッフを得、「設立準備委員会」を発足する運びとなりました。この準備委員会の発足に至るまでの経緯をここに説明させて頂きます。

私は2001年11月、当時の法務大臣、森山真弓氏の委嘱を受けて保護司になりました。そして、同年12月、少年院の見学に行った折、その時に出会った少年たちの更生に向かおうとする、その姿に宿る透明な瞳と、彼等が家族に寄せた詩や作文に胸打たれ、「彼らのために何かしなければ」そう強く思いました。
そして、「私に出来ること」を探した結果、当時コミュニティFM局で担当していたDJ番組を、少年たちの為「だけ」に制作し、クリスマスプレゼントにしようと考えました。彼らの大好きな音楽にメッセージを重ねることで、「お金では買うことの出来ない、心のプレゼントを彼らに届けたい」。その「想い」と言う一すくいの水で、彼らの乾いた心が潤ってくれたなら、と願いを込めて、気のいい仲間たちと共に。
以後7年に渡り毎月1時間の放送を、東北地方の3少年院に贈り続けています。勿論、保護司としても対象者とその家族と共に日々駆け回っています。その中で、悲しい場面に遭遇することもしばしばです。

ある時、少年院で更生に向けて頑張っている少年からの手紙が届きました。この少年は,もう十分社会復帰ができるにも関わらず、引受人がいないため、出院時期が1年経過しても出院出来ずにいました。この少年には家族がいません。社会に戻っても誰も頼る人がいないのです。それなのに少年は私宛の手紙に「頑張ります」と力強く書いていました。更に驚いたことに,このように誰にも引受けてもらえず,出院ができずにいる少年が他にもいることを、この時初めて
知りました。この悲しい現実が私の胸に強い衝撃を与え、そして想いました。「この少年達の帰ってくる家を建てたい。故郷を持たない少年の故郷を作りたい」と。
そして、その想いを更に深くさせたのが、"花の少年"です。花の少年は出院時期が過ぎて、11ヶ月が過ぎていました。少年は、その11ヶ月の間、迎えに来てはくれないお母さんが育てていたのと同じ花を育てていました。少年は慈しむようにその花に水をやっていました。そのけなげな姿を見て、「この子達と家族を繋ぐ架け橋になれる家を作りたい」と想ったのです。そして、その想いは時を重ねるごとに私の中でどんどん大きくなって行きました。いつしかその想いは私の大きな夢になりました。

その夢が今、叶おうと歩き出しています。その夢の家の名前は"ロージー・ベル(Rosy Bell)"です。この名付け親は少年たちの想いです。出会った少年たちが密かに奏でた悲しいベルの音色が、 小さな私の心のベルを鳴らし、それに呼応するようにスタッフそれぞれの力強い心のベルが共鳴し、今その夢を叶えようとしています。
この夢を叶える為に、私は「この想いを伝えて・・・」と言う本を書きました。この本の印税は全てこの家のためにあります。また,私はこの想いを多くの方に伝えたく講演などの活動も行っています。その講演の収益金もこの家のためにあります。

ただ、こんな小さな私の力だけではとてもとても少年の家を創設することはできません。この夢を実現化するためには多くの方のご協力が必要です。そこで,私たちの想いにご賛同頂ける多くの方々からもお力を頂き、ご寄付や会員になって頂くという形で、多くの方々と一緒にこの想いを実現したいと思います。幸せのベルの音は大きい方がいいですよね。

皆さんも私たちと一緒にそれぞれが持つその優しい心のベルを奏で、その力で悲しいベルの音が幸せの音に変わるように、共に沢山の幸せのベルの音を日本中に響かせて行きましょう。

                                 平成20年4月  大沼"Rosy" えり子


Rosyこと大沼えり子 



大沼えり子のプロフィール
JVCエンタテインメント株式会社 大沼えり子のページ
保護司とは(法務省保護局HP)


大沼えり子著書紹介

「君の笑顔に会いたくて」
(KKロングセラーズ)
大沼えり子との出逢いから更生していく少年たちの涙と笑い、感動のノンフィクション。

「この想いを伝えて…」(KKロングセラーズ)
心のDJ保護司が、罪を犯した少年少女の魂を動かすノンフィクション作品。2007年10月ドラマ化(「ガラスの牙」)されTBS系全国28局で放映されました。
ロージーとの出逢いから更生していく少年たちの涙と笑い、感動のノンフィクション。KKロングセラーズから全国書店で絶賛発売中。

著書の印税の一部は、ロージーベルの活動資金として寄付されます